雑記

格安のガソリンスタンド、問題はない?

minori

 車で街を走っていると目にするガソリンスタンドの電光掲示板。スタンドによっては価格に結構な差がついていることがある。かつての自分は「安かろう悪かろうと言うし、安いガソリンスタンドのガソリンには何か問題があるのでは?」などと思いつつ、いつの間にか格安スタンドを利用するようになっていた。
 昨今のガソリン価格高騰を受け、前々から気になっていた格安のガソリンスタンドの安さの秘密について、少し調べてみることにした。

上昇を続けるガソリン価格

 ガソリンの価格高騰が止まらない。記事公開時点で全国のレギュラーガソリン1Lあたりの平均価格は185.6円(2023年8月28日時点、資源エネルギー庁発表)。同じく軽油は165.1円/L、灯油は124.0円/L。かつて軽油は2桁円のイメージがあったが、もうあの頃に戻ることはないのだろうか…。そんな状況で家計の助けとなりそうな格安ガソリンスタンド。特に問題はないのだろうか。

大手と格安スタンドの違い

 ENEOSや出光のような大手系列のスタンドと、格安スタンドとではガソリンの流通経路が異なっている。大手系列では石油元売りから系列店へとガソリンが供給される。

 石油製品は原油から精製されて作られるが、その際ガソリン、軽油、灯油等が同時に作られる。これらは決まった割合で作られ、個別の石油製品の量を調整するということはできない。例えばガソリンの需要が高い時期には灯油等もあわせて増産されるが、その際需要以上に精製された灯油は余剰となってしまう。この余剰となった石油製品を安く仕入れて販売するのが格安のガソリンスタンド、というわけだ。

品質に問題はないのか

 格安のガソリンスタンドが仕入れたガソリンも、もともと石油元売りが精製したもので、品質に特に問題はない。また格安スタンドにおいても品質に関して検査を行うことが義務付けられている(揮発油等の品質の確保等に関する法律)。格安スタンドだからガソリンの品質が劣る、ということはないようだ。

 自分が格安スタンドを利用するようになって5年近く経つが、今のところ車に目立った不調はみられない。これからも安心して格安スタンドを利用し続けようと思う。

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九州在住の30代。趣味は鉄道、でしたがこの頃は仕事や子育てでなかなか時間が確保できなくなり...。最近は資産運用に興味が出てきて、隙間時間にちょこちょこいじってみるように。日々の気付きなど書き留めてゆきます。
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